わたしのきろく。

coffee cart SHAKAのtomoの日記。ガン、結婚、魂の探求、これまでのこと、これからのことを綴ります。

趣味、考えること。

小学生の頃からかな、よく、これを考えていたなぁ。

ガンになるまで…だから28歳くらいまで

よく考えては眠れなくなっていた事があることを思い出した!!

 

それがこれ。

 

 

 

人は人であって、人は自分じゃない。
だから人が何を考えているのかなんて、到底分からない。でもちょっと知りたい。
その上、自分は自分じゃないような気がしていて、
じゃあ、自分って何なんだろう。

 

 

 


と、小学生の頃、よく眠れなくなってたなぁ…

これ考え出すと、怖くて仕方なかった。

不安で心配で、でもその理由はよくわからなくて、

ただただ怖くて…

孤独感を味わって、布団に潜り込んで、

小さくなってた。

ちょうど、お腹の中にいる赤ちゃんみたいに。

一通りこの想いを味わうと、

だんだんと落ち着いてきて、気づけばそのまま眠りに落ちていた。

 

 

 

 

 

最近はこれ全く考えてないなぁ。

ここ3〜4年は。

すっかりこんな悩み、忘れてた。

 

せっかく思い出したから、記録しておこう。

 

 

 

検査、入院、そして手術②

だんだんと、薄れていく記憶を

記録として残そうと、ふと思い立ち、ブログを書き始めました。

 

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2012年11月5日  お昼に到着し、入院。

 

術前の検査や、入院中のこと、

これからの食事のことなどを、

それぞれの専門の方が来てくれてお話してくれた。

この日は、母が付き添ってくれて、一緒に説明を聞いた。

 

病室は8階。景色は抜群。

山の上にある病院だから、なおさら。

夕方は西陽が強くて、眩しい。

朝は海がキラキラしてる。

 

夕方になると、急いで仕事を終わらせて来た父と、

お付き合いしている彼も来てくれた。

そして、術後はなにかと大変だろうからと、

友達も何人か来てくれた。

 

それがすごく不思議だった。

その時の私の対応というか、状態が不思議だったかも。

 

5年経って振り返ってみると、

今なら分かることがたくさんある。

あの時、あの頃は、すごく不思議な感覚だった。

 

 

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ブログを書き始めようと思い立ち、振り返って掘り下げてみたら、

いろんな事に気づき始めた。

この5年前に感じていた不思議な感覚。

今なら言葉にする事が出来る。

 

 

 

私の身体は、ただの入れ物。

その入れ物の中にある心や、思考は、

限りなく"無"?…"無"なのかな…

来てくれた人、目の前にいる人とは、

気持ちを込めて話してはいるけど…

本当の自分?…"魂"?は、別のところにあって

自分の身体がある、いる、その場所で繰り広げられている出来事を、

そっと見守っているような感覚。

告知を受けた時もそうだった。

思い返してみると、

割りと、小さい頃から、この感覚はあった。

 

 

 

私が私を見ている。

私というプレイヤーを私がコントローラーで操作する。

会話の最中、選択肢が出てきて、

十字キーで何を言うのかコメントを選び、私が発言をする。

 

まるでRPGをしている感覚。

生きる=RPG

 

そういうことか…と腑に落ちた。

 

 

あ、そういえば、1〜2年前に、

親しい友人に人生はドラクエみたいなもん。

って言われた気がする。

タイムラグ数年。やっと分かった気がした。

 

 

 

 

検査、入院、そして手術①

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2012年11月5日  入院。

2012年11月6日  手術。

 

10月19日に告知され、3日後には転院。

県立がんセンターへ。

ここから入院まで、ものすごいスピードで、いろんなことが巻き起こった。

 

10月31日までに通院で、検査。

採血から始まり、

レントゲン、バリウム検査、胃カメラ、造影剤を使ったCT、MRI

ありとあらゆる検査を行い、わかったことは、

 

*進行性胃がん

*腫瘍は6cm

*ステージIIb

*開腹手術

*胃を全摘出するしかない

 

主治医は、冷静かつ淡々と的確に伝えてくれる。

分かりやすく、ブレることのない言葉。

信頼できる主治医に出会えたことは本当に有り難かった。

相変わらず、私自身は冷静だった。

冷静だったのかな?

頭でだけは理解していたと思う。

やらなきゃならないこと、やっておきたいこと、山程あった。

 

 

 

胃がなくなる

 

 

これは正直、よく分からなかった。

これからの食事はどうなるのか…

あの時の私は、先の不安より、

それならば、どうせ無くなってしまうなら、

今のうちに、食べたいものを食べたいだけ食べておこう!

と思った。

 

イタリアン、フレンチ、

いつも行かないというかいつもは行けないちょっと贅沢なお寿司、焼肉…

とにかく食べまくった。

不思議と胃痛はなかった…なんでだろう。

そして、最後の日。

どうしても食べておきたかったものがあった。

 

お母さんのハンバーグ。

 

お母さんに、お願いして作ってもらった。

次、いつ食べられるか分からないから。

もしかしたら、もう食べられないかもしれないから。

 

美味しかった。

なによりも美味しかった。

 

ちょっとだけ、考えていた。

万が一の事があるかもしれないから。

 

 

 

生と死。

 

 

 

この頃から、少しずつ意識し始めていた。

どうしても出てくることは、

 

ガン=死

 

というイメージだった。

 

 

 

 

 

 

 

#胃がん #胃全摘出

#開腹手術  #免疫力 

#抗がん剤

 

 

 

 

 

 

 

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免疫力で理想の生き方・死に方が実現する 安保免疫学の完成

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やっぱり、やっぱりガンは治る!

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ガンになった理由②

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病気になりたがっていたかもしれない。

ここに気づいたのは、治療も終わった、ずっと後。

逃げ出したくて、現実から、自分自身から。

そんな事しても、何の解決にもならないのに。

あの頃は必死だったんだと思った。

 

休む理由が欲しかった。

甘える口実が欲しかった。

自分で立ち止まれなくなってた。

頑固で、意地っ張りで、寂しがり、かまって欲しくて。

 

あの時はそんな事、思ってもいなかったけど、

潜在意識の中にあったんだと思う。

 

だから、身体の中で

ガン細胞たちは、元気になったんだね。

そこに日々のストレスと不摂生が重なり、

チェックメイトになったのかなと。

 

 

病は気から。

これ、本当にそうだと思う。

 

#胃がん  #胃全摘出

ガンになった理由①

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28歳と11ヶ月。

まさか、自分が、ガンの告知を受けるとは思いもしなかった。

だって、まだ20代。

 

 

確かにストレスは多かった。

平日は仕事、サービス残業は当たり前。

繁忙期は土日も。

仕事は家に持ち帰る。

手を抜けば良かったけど、それが出来なかった。

そのストレスを発散すべく、

空いてる土日は海、山へ出かけ、

スポーツやアウトドア三昧。

お酒もタバコも好き。夜更かし大好き!

遊びも仕事も栄養ドリンクを使って全力!!

 

そりゃ身体壊れるよ…

 

でも、当時は

そうでもしなきゃ心のバランスが取れなくなってた。

 

と思い込んでいた。

 

 

職場では、人間関係に悩み、仕事量にやられ、

プライベートでは、

うまくいくはずのない恋愛に悩み、自分で自分を振り回し、

周りの目ばかり気にして、人を信じられず、

嫌われてるんじゃないか、

嫌われてしまうんじゃないか、

内心ビクビクしながら、でもそれは隠して

友達でいたかったし、独りになりたくないと思って、

嫌われたくないから、イジられることに喜びを感じ、

イジられ過ぎて悲しくても、嫌われたくないから我慢をする。

 

精神安定剤睡眠導入剤が手離せなくなり、

悪循環にどんどんハマり、抜け出せなくなっていた。

 

そんな生活が何年も続き、

結果、遂に、身体が悲鳴をあげた。

 

 

 

周りが悪いんじゃなくて

私が自ら選んでその道にいたんだと思う。

 

 

極端な話、

私自身が、潜在意識の中で、

病気になりたがっていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

自分を愛して!―病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ

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2012.10.19 この日。

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5年前の今日。忘れもしない。

私の人生が大きく変わった。

 

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ベッドに横になり、天井を見つめる。

点滴の液が入ってる袋を見つめる。

視線はその往復。

 

天井の柄が、家のキッチンと同じだ。

ぽたっ、ぽたっ、ゆっくり落ちているな。

 

これからどうしようかな。

困ったなぁ…

 

 

出てくる言葉はどれも棒読みで、

力は入らず、かと言って抜けきらず、

合間に深い深い深呼吸をする。

 

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急性胃腸炎で1週間前から近所の胃腸科に入院していた。

嘔吐下痢で、水分補給が追いつかず、

脱水症状を起こしていた為、

早く治したかったから、入院して点滴を打ってもらい治療することにした。

そこから遡ること、4年ほど前から、

胃痛に悩まされていて、ずっと胃カメラをやりましょうと、

主治医には言われていたが、

なんか怖いし、仕事と遊びで忙しいから休めないし、時間は作れないという理由で

ずっと無視し続けていた。

だから、今回の入院中、

時間があるため、胃カメラをやることになった。

そしたら、もれなく、CTと、レントゲン、バリウム検査まで

オマケで付いてきた。正直、バリウムはいい迷惑だった。

 

胃カメラの写真を見せてもらったら、

そこにはポコッと潰瘍らしきできものが出来ていた。

この潰瘍の一部を病理検査に出していて

結果が出るのに1〜2週間はかかると言われた。

なぜか結果が出るまで入院確定になったので、

堂々と仕事が休めて嬉しかった。

 

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1週間後、結果が出た。

母親と共に診察室に呼び出され、

伝えられた言葉は、予想をはるかに超えていた。

 

「進行性の胃がんです」

 

母は私の横で静かに涙を流していた。

主治医の横にいる看護師は私を見ながら、

ただただ頷く。

主治医は、ゆっくりと今後の話をしている。

絶妙な間を取りながら。

 

私は、冷静に、落ち着いて話を聞き、相槌を打つ。

私はここっていう大ピンチな時に冷静になれる特技があるということを知った。

 

5年前の今日。

人生が大きく変わった瞬間だった。

私は、ガンになった。

長い長い旅が始まった。

 

 

 

#ガン #胃がん #闘病 #告知 

#結婚 #旅 #生きる #生と死

 

 

 

 

 

 

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ガンは治るガンは治せる―生命の自然治癒力

ガンは治るガンは治せる―生命の自然治癒力

 

 

 

 

 

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