検査、入院、そして手術②
だんだんと、薄れていく記憶を
記録として残そうと、ふと思い立ち、ブログを書き始めました。
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2012年11月5日 お昼に到着し、入院。
術前の検査や、入院中のこと、
これからの食事のことなどを、
それぞれの専門の方が来てくれてお話してくれた。
この日は、母が付き添ってくれて、一緒に説明を聞いた。
病室は8階。景色は抜群。
山の上にある病院だから、なおさら。
夕方は西陽が強くて、眩しい。
朝は海がキラキラしてる。
夕方になると、急いで仕事を終わらせて来た父と、
お付き合いしている彼も来てくれた。
そして、術後はなにかと大変だろうからと、
友達も何人か来てくれた。
それがすごく不思議だった。
その時の私の対応というか、状態が不思議だったかも。
5年経って振り返ってみると、
今なら分かることがたくさんある。
あの時、あの頃は、すごく不思議な感覚だった。
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ブログを書き始めようと思い立ち、振り返って掘り下げてみたら、
いろんな事に気づき始めた。
この5年前に感じていた不思議な感覚。
今なら言葉にする事が出来る。
私の身体は、ただの入れ物。
その入れ物の中にある心や、思考は、
限りなく"無"?…"無"なのかな…
来てくれた人、目の前にいる人とは、
気持ちを込めて話してはいるけど…
本当の自分?…"魂"?は、別のところにあって
自分の身体がある、いる、その場所で繰り広げられている出来事を、
そっと見守っているような感覚。
告知を受けた時もそうだった。
思い返してみると、
割りと、小さい頃から、この感覚はあった。
私が私を見ている。
私というプレイヤーを私がコントローラーで操作する。
会話の最中、選択肢が出てきて、
十字キーで何を言うのかコメントを選び、私が発言をする。
まるでRPGをしている感覚。
生きる=RPG
そういうことか…と腑に落ちた。
あ、そういえば、1〜2年前に、
親しい友人に人生はドラクエみたいなもん。
って言われた気がする。
タイムラグ数年。やっと分かった気がした。